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執筆者の写真urbanwood2017

小麦、マウス、線虫と人間

更新日:2022年8月8日

まず、初めに問題です。



★小麦

★線虫(センチュウ)

★マウス

★人間


遺伝子の数が多い順に並べなさい。


理科のテストに出てきそうな問題ですよね(笑)


腸内細菌の書籍を読んでいると遺伝子とかDNAとか

ゲノムとかちょっと科学的な内容も出てくるので

その辺りの説明から入りたいと思います。


人はいくつもの細胞から成り立っているのはご存知だと思います。


そして、それぞれの細胞には核というものがあって、その核の中には、23対46本の染色体が入っています。左の画像の真中のX型のイラストが1対の染色体ですね。


染色体の中にDNA(デオキシリボ核酸)があります。

DNAは2重のらせん構造になっており、

塩基と呼ばれる物質が結合して

2重らせんをつないでいます。

この塩基の並び方が遺伝情報になっています。


DNAの中にはタンパク質を作る情報を持っているものと

他の情報を持っているものがあります。

タンパク質を作る、つまり体をつくる情報を持っているDNAが

遺伝子と呼ばれています。


そして、DNAの中になかにある全ての情報をゲノムと言います。


何となくご理解いただけたでしょうか^^;

他のサイトで使用されていた例えを使うのであれば


本棚に23巻で完結する本、2組が収納されているとします。

(23冊目のエンディングだけ内容が違うが、

それ以外は同じ内容の本というのが正確なのですが・・・)


本棚が1つの細胞(細胞核)、

本棚に収納されている2組46冊の本1冊1冊が染色体です。

となると、本の1ページ1ページの紙がDNA。

紙に書かれている文字が塩基。

本1ページに書かれている内容が

タンパク質のを作る情報であればそれは遺伝子と呼ぶ。

そして、46冊全ての情報はゲノムということになります。


先ほどより明確になってきたのではないでしょうか。


ということで、遺伝子(タンパク質を作るDNA)の数の話ですが、

数字を出してしまうと


小麦の遺伝子は2万6000個

線虫(センチュウ)の遺伝子は2万500個

マウスの遺伝子は2万3000個

です。


線虫<マウス<小麦となります。


植物の方が、動物より多くの種類のタンパク質を作っている

ということなんて、ありえるのか?

植物は光と水と酸素、二酸化炭素ぐらいがあれば生きれそうで、

動物は様々なものを食べて消化して、色々な内臓があるのに、

タンパク質を作る種類が多いとはちょっと納得がいかないですよね。


流石に人間の遺伝子の数は、植物よりは多いような気がしますが・・・


続きは、次の更新をお待ち下さい<(_ _)>


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